古着屋あきない航路〈一〉(仮)
麻宮 好
日本文学札差や両替商を狙った不審火が江戸の町で相次ぐ。そんななか、昔おけいが暮らしていた加賀町が再び火事だと知り、思わず現場へ駆けつける。燃え盛る炎は、十年前の忌まわしい記憶を呼び覚ます。あの日、付け火をして笑っていた少女の本当の記憶が溢れ出す。 なぜ人は火をつけるのか。何が人を放火へと駆り立てるのか。題材を「付け火」と決めたおけいは、今回の加賀町の放火犯・少女おまつの闇に触れる。 一方、連続放火の探索を進める岡っ引きの伝三郎は、事件の背後に思いもよらぬ人物の影を見出していた。 相次ぐ放火の裏に隠された悲しい真実とは⁉︎ 過去と向き合う覚悟を決めたおけいが、辿り着いた「見えない人の心」を戯作に綴るーー。
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