大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう それは沽券にかかわる
山本 巧次
日本文学時代小説文庫新刊が、各社で連続刊行がつづく山本巧次。 徳間文庫では、江戸のミス・マープルこと、六十三歳の旗本の隠居・嬉代が 洞察力と推理で、解決する好評シリーズ第三弾! 旗本の大奥様、六十三歳の嬉代が、次々持ち込まれる江戸の町の謎を、軽やかに解き明かしていく。 一見ありえない謎の背後には、欲だけでなく、人の弱さや事情、守りたい思いが隠れている。 好評連作時代ミステリー。 ◎羽鳥家の当主・弥左衛門の上役、浅原甚兵衛が羽鳥家を訪れた。 甚兵衛の弟が急に自分を避け始めた。手紙の返事はなく、訪れても会うのを回避するという。 弟は材木石奉行という役目にあるが、賂を拒む堅物で通っている。 兄弟を引き裂く噂とは? ◎奢侈品禁制で、在庫処分に困っていた呉服屋の手代が、 茶問屋の隠居という老人に収めた着物六十両の売掛け金回収にでかけたら、 あったはず屋敷が忽然と消えていた。 ◎左官の若い衆が通りすがりの女の落とし物を拾って渡そうとしたら、 袋小路で姿が消えてしまったという不思議の真相。 そして、突然、街中に銭がふってくる。 などなど、怪異めいた難事件の数々‥‥。
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