おでかけ料理人 思い出の味を守っていく
中島 久枝
日本文学「お宿如月庵へようこそ」「日本橋牡丹堂 菓子ばなし」「一膳めし屋丸九」 の人気著者による、お江戸謎解き人情時代小説。 わけあって手習い所に行かれなくなった十四歳の千夏は、さび猫の珠(たま)を連れて叔父の兵次郎のもとで居候させてもらうことに。叔父の営む神田の古道具屋・がらくた屋は少々風変わりな人が出入りする店だった。 ある日、店に高級そうな抹茶茶碗が持ち込まれてから、思わぬ騒動へ。南奉行所に勤めていたはずの千夏の父は「陸奥のしのぶもぢずり誰ゆゑに乱れそめにし我ならなくに」 という和歌だけを残して姿を消していた。父の行方を捜すうちに、千夏は予想外の事件に巻き込まれていくーー。 四季折々の美味と江戸の人情が彩る、少女の成長を描いた新シリーズ開幕!
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