右田家 妻妾調べ帖1 異国の紅
小杉健治
日本文学乾物屋の主人・伊兵衛が「煙草入れを取られた」と自身番に駆け込んでくる。その煙草入れは伊兵衛の亡き妻が買ってくれたもので、十年来、肌身離さず下げていたものだという。辻六は稲荷町のみならず近隣の自身番にも聞き込みをして、煙草入れの行方を探すが、手がかりはない。そんな折、油屋の主人・助太郎が自身番を訪れ、煙草入れが落ちているのを見た、と明かす。しかし、伊兵衛と助太郎は三年前の寄合で喧嘩して以来、口も利かぬ仲になっていて……。人気連作時代小説待望の第五弾!
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