「0825」に私たちは殺され続ける あるロヒンギャ夫婦の物語
今泉 千尋
日本文学「出来事の衝撃にさらされることなしに、歴史一般を論じることは空しい。出来事から出発し、出来事をめぐって哲学することをわたしは夢見ている」──証言不可能性、「忘却の政治」、〈アウシュヴィッツ〉という、物語りを拒む凄惨な出来事。「忘却への罠」がもたらす幾重ものアポリアをくぐり抜けながら、記憶の倫理を探る。 現代文庫版はしがき まえがき 第一章 記憶されえぬもの 語りえぬものーーアーレントから『ショアー』へ 1 忘却の穴 2 声なき内部 補論 アーレントは《忘却の穴》を記憶したか 1 問題はどこにあるのか 2 アーレントの〈記憶〉 古典回帰 〈活動〉の記憶と不死性 表象・栄光・ヒロイズム 演劇・美・カタルシス 『シンドラーのリスト』とアーレント マグネスとカハネ 第二章 《闇の奥》の記憶ーーアーレントと「人種」の幻影 1 アフリカの記憶 2 記憶の闇としてのアフリカ 3 法としての記憶、暴力の記憶と記憶の暴力 4 記憶の地ジェオポリティーク政学ーーアジア、アフリカ分割、ヨーロッパの分割 第三章 精神の傷は癒えない 1 死の記憶 2 赦しは可能かーーヘーゲルと死者たち 3 証言の生 第四章 満…
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