世尊寺殿の猫
アグニュー恭子
日本文学鎌倉時代末期、十九歳になった足利高国(のちの直義)は、 兄・高氏のため北条家からの嫁取りを画策する。 そんな折、冷泉殿の犬の墓に参る姫・登子(なりこ)の話を耳にした高国。 登子が望む子犬を探すため、再び京に旅立つーー。 犬の墓に隠された血の真相が姿を現し、 青年・高国は足利将軍擁立へ大きく踏み出す! 『世尊寺殿の猫』で作家・三田誠広氏(選考委員長)に絶賛された 実力派の女流作家による受賞後第一作! 【目次】 一、将軍 二、縁談 三、将軍の妻 四、藤谷 五、山茶花 六、撰集 七、敷島の道 八、遷客の心 九、配所の月 十、和歌の浦 十一、白砂 十二、弓張月 十三、闘犬 十四、政変 十五、道行 十六、兵部少輔 十七、蛍 十八、鎌倉殿の犬 十九、咬痕 二十、六波羅 二十一、今維盛 二十二、友船 二十三、二の姫 二十四、於兎丸 二十五、怨恨 二十六、走狗 二十七、太守殿の犬 二十八、恐懼 二十九、夫婦 三十、虚 三十一、狗子仏性 三十二、冷泉殿の犬 三十三、筒井筒 三十四、竹林 三十五、華燭
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