【POD】パウロの贖罪
大堀 保夫
日本文学なぜ人は、同じCDを何枚も買うのか。 なぜ遠方までライブに足を運ぶのか。 なぜ自分の「推し」を、誰かに伝えたくなるのか。 その行動を、単なる熱狂や趣味として片づけることは簡単です。しかし、そこには現代の消費行動を読み解く重要なヒントが隠されています。 人々は今、商品の機能や価格だけで選んでいるわけではありません。「好きだから」「共感したから」「応援したいから」。そうした感情が、購買や情報発信、継続的な関係を生み出しています。 本書が提示するのは、「売る」のではなく、「推される」ことを目指すマーケティングです。 世界観、物語、成長の余白、近すぎず遠すぎない距離感、自分も関わっていると感じられる参加感、そして「好き」を共有できるコミュニティ。本書では、推し活が広がった社会的背景や、人が推しに熱狂する心理、SNS時代の消費行動、アイドルが生み出す「推される構造」を読み解きながら、企業や地域、商品、サービスが、どのようにすれば応援される存在になれるのかを考えます。 一方で、過度な課金や依存、ファン同士の対立、炎上など、推し活が持つ「影」にも目を向けます。
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