「天気」が動かした日本史
斎藤 義雄/金谷 俊一郎
文庫[商品について] 妖しく舞う女を、男は忘れられなかった。 ラヴェルの「ボレロ」に合わせて踊るヒメコ。 その姿を描いた一枚の絵は、やがて男の精神を静かに侵食していくーー。 流浪の踊り子への執着と祈りを描く「ボレロの女」。 崩壊寸前の家庭の中で、漫画家を目指して生き抜こうとする娘の独白「捩れ花」。 戦時下の瀬戸内を舞台に、幼い少年少女の不安と淡い感情を描く「夏の滴り」。 そのほか、人間の孤独、欲望、老い、喪失を見つめた全六篇を収録。 人生の陰影と、なお消えない“生の熱”を描き続けてきた著者による濃密な短篇集。 [著者略歴] 佐々木 国広(ささき くにひろ) 1938年大阪市生まれ。大阪市立大学卒。元毎日新聞社勤務。元大阪芸術大学講師。短篇小説「乳母車の記憶」で第10回北日本文学賞(井上靖選)、「バトンダンス」で第1回神戸エルマール文学賞受賞。「赤い月夜に」で第8回銀華文学賞佳作。 『文学界』に「猫の首」、『すばる』に「紫陽花」発表。同人誌『半獣神』『たまゆら』創刊。
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