【POD】BAR90's 90年代J-POPで人生を再起動する夜
権藤将輝
日本文学沖縄の小さな村に生まれたシゲ。幼い頃から海と山に囲まれた暮らしの中で、家族や友人と共に日々を過ごす。しかし、戦争の影は静かに忍び寄り、子どもながらに悲しみと恐怖を経験する。やがて家族の死、そして夫との別れを経て、人生の喜びと哀しみを深く刻んでいく。 歳月は流れ、シゲは老いと共に認知症の兆しを見せるようになる。記憶は徐々に混ざり合い、日常の些細なことさえも曖昧になる中で、介護士のマキがそっと寄り添う。 幼い日の記憶、戦争の記憶、家族との日々--過去と現在が交錯する中で、シゲはマキの手の温もりに安心を見つける。 「潮風の記憶」は、戦争と家族の喪失を経て、老いと認知症に向き合うシゲの一生を、寄り添う人々との優しい時間と共に描いた物語である。失われゆく記憶の中でも、人と人との温もりは静かに、しかし確かに心に残る。
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