〜千字一話〜『続・瑣事百話』
君塚信
エッセイ近世交通史研究では、制度史・個別宿駅研究段階から、広域的な視野が必要とされる。本書は、歴史地理学の立場から、交通夫役を支える宿駅の存在形態と、伝馬役の編成過程を城下町を含めて明らかにし、併せて東海道・中山道・甲州道中の助郷編成を横断的に取り上げ、宿・助郷体制の統一的把握を試みる。著者の新たな見解と視点を提示する意欲作。 はじめに/宿駅の成立基盤(宿駅の成立と地子免除〈宿駅の成立/地子免除の時期と方法〉/御定人馬と囲人馬ー中山道の場合〈御定馬三六疋の存在/五〇疋への引き上げ/他〉/宿駅の呼称と宿高〈宿駅村の呼称/『宿村大概帳』にみる宿高の存在形態/他〉)/宿駅の存在形態と伝馬役(宿駅在町の伝馬役〈宿駅在町の存在形態/町並形成と伝馬役/他〉/補論 甲州道中金沢・蔦木・台ヶ原宿の伝馬役/城下町の伝馬役〈伝馬町の成立と位置/伝馬役負担の空間構成ー類型設定/他〉上諏訪宿の宿財政と伝馬役助成〈宿の成立とプラン/伝馬役負担の変質過程/他〉/甲府城下町の伝馬役〈伝馬役負担の成立と構造/柳町宿の特権と争論/他〉/助郷の編成過程と地域的展開〈街道別人馬継立数の変遷〈東海道の人馬継立/中山道の人馬継立/他〉…
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