「ひとり広報」
北野由佳理
ビジネス・実用書海外実業練習生制度は、明治期農商務省の金子堅太郎らが主導して作った海外での商工業や美術の研修(練習)制度である。昭和初期まで継続され850余名の若者が海を渡った。幕末維新期に一部の特権であった海外渡航・留学のハードルを下げ、若者に海外経験を積ませ、近代化の礎を作った制度であることは間違いない。本書は、これまでベールに包まれていた農商務省の海外実業練習生制度の全貌を解き明かす試みである。 序 章 海外実業練習生制度の成立と展開(木山 実) 第一章 陶磁器業についてーー藤江永孝の事例を通してみる発展と意義(大森一宏) 第二章 水産業における海外実業練習生制度ーー水産伝習所・講習所出身者の貢献(高橋 周) 第三章 繊維産業における実業練習生の動向ーー絹織物業の工業化への貢献(橋野知子) 第四章 日本における美術の振興策としての海外実業練習生(田島奈都子) 第五章 近代製糖業における海外実業練習生制度(藤田幸敏) 第六章 商社業界と海外実業練習生制度(木山 実) 第七章 日本の自動車産業黎明期と海外実業練習生(木山 実) 第八章 科学的管理法と海外実業練習生ーー経営コンサルタントの黎明期を担っ…
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