帝都一の下宿屋
三木笙子
ミステリー銀座にある下宿屋「静修館」。若き大家の梨木桃介は家事万端を見事にこなし、おいしい食事を作る。そのため店子である小説家の仙道湧水も我儘を封印し、追い出されぬよう生活していた。ある日、湧水は馴染みの新聞記者から粗悪品の醤油を売る店があるという噂を聞きつける。それは桃介とも縁の深い店だった。湧水は桃介が困らぬよう、真相解明に乗り出すがーー。おいしい手料理と町を騒がす謎。明治の下宿屋を舞台におくるミステリ。
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