とはの108
吉田英樹
エッセイホームページ、SNS、動画、ライブ配信、オンラインショップ、AI検索。販促に使えるツールは、この15年で激増しています。 しかし、ツールの選択肢が増えたことと、売れるようになったことは同じではありません。 ツールは、商品と顧客をつなぐための道具です。 誰に、何を、なぜ届けるのか。その答えが曖昧なままでは、どれほど高性能なツールを導入しても、成果にはつながらないでしょう。 本書で取り上げるアップルバナナについても、最初に販促に使えるツールを選んだのではありません。 農園を見て、商品を食べ、自分で注文し、顧客が何に迷うのかをたしかめました。 そして、その事実をもとに、必要な道具をひとつずつ選んでいったのです。 アップルバナナには、ネット販売に不利な条件がいくつもありました。 自社商品の弱点が見つかると、それを隠そうとするかもしれませんが、弱点を隠しても、商品そのものが強くなるわけではありません。 アップルバナナの販促では、価格、送料、熟成、収穫量の不安定さを隠しませんでした。売りにくい理由を、そのまま情報へ変えたのです。
楽天ブックス 1,980円(税込)
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