ぼくは青くて透明で2
窪 美澄/青井 ぬゐ
コミック低層の団地群を抱くその町は寂れていた。商店街はシャッターが目立ち、若者は都会に去り、池では幽霊が出るという。そこで人々が交わすどこかいびつな睦み。母の介護にやってきた男はバーで出逢った少年に惹かれ、文房具店の女はたった一人の客のために店を開ける。同窓会に集まった者たちは熱情に任せ不実の恋に溺れていく……。終着点が見えるからこそ、その輝きに焦がれる。たとえ瞬く間に燃え尽きるとしても。
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