罪深きイヤリング
マーガレット・ウェイ/柿原日出子
海外小説名門の末裔は、蔑みの瞳に恋をした。 長い金髪を額でわけて腰まで垂らし、透き通るように白い肌。 19世紀の絵画から抜けだしてきたような花屋のソーニャは、 30歳以上も年上の富豪に見初められて、婚約間近だった。 ところが晩餐会で見た、富豪の甥デイヴィッドに胸がざわつく。 男らしい彫りの深い美貌が眩しく、心惹かれたのだ。 だが没落したとはいえ、ソーニャは滅びた貴族の末裔で、 誰にも言えないような、忌まわしい過去の呪縛に囚われている。 しかも、デイヴィッドには財産目当ての女と嫌われていて……。 私の愛は叶わぬ夢と、未練を断ち切るように彼女は目を伏せた。
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