情熱のフーガ
ダイアナ・ハミルトン/久坂 翠
海外小説昼は秘書、夜は妻として── そんな日々に満足していたはずなのに。 7歳のときに父が蒸発して以来、クレアは病弱な母と二人三脚で 暮らしてきた。ところが秘書の資格を取り、実業家ジェイクの秘書 として働き始めた矢先、母が重病で倒れてしまう。落ち込む彼女に ジェイクは思いがけない提案を切り出した。身の回りの世話を含む 個人秘書を探している僕と、お金が必要なきみが契約結婚すれば、 すべてが丸く収まると。どちらかに心から愛する人が現れた時点で 契約を終了するという条件つきで。複雑な思いを抱えたまま、 クレアは偽りの妻となった。2年後、夫と令嬢との噂を耳にした 彼女の心は沈んだ。ついにその日が来たのだ──私にできるのは、 ジェイクを愛してしまったことを隠し、悪妻を演じることだけ……。 王道ロマンスを描く人気作家ダイアナ・ハミルトンの知られざる逸作をお届けします。契約結婚と知りながら、ヒーローを心から愛してしまったヒロイン。傷つくことを恐れるあまり、自分からさよならを告げようとして……。ヒロインの切ない心情が胸に迫ります。
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