コボックとふしぎな虫の樹
篠原かをり/こむぎ
日本文学不器用で生きづらくても周りと違ってもいい。あなたはずっと誰かのかわいい人だから。 この原稿を書いている今日、初めてペットボトルの正しい開け方を知った。 この日まで、ずっと小指と薬指で開けていたから、薬指の付け根のタコが痛くて、ペットボトルという容器がうっすら嫌いだった。 今は、毎日何かをうっすら嫌わなくて済むことの心地よさを嚙み締めているーー メディアでは、博識で屈託のないキャラクターで親しまれている篠原かをりさん。しっかり者に見える一方で、小学校時代は学校が嫌いで不登校だったり、落とし物ばかりしていたり、周囲との違和感を感じていた。実はとても不器用でコンプレックスも多かったという。 それでも、ユニークで情愛深い両親や、一生つきあっていきたい友人達、生涯の伴侶と出会い、「動物が好き」「昆虫が好き」「宝塚が好き」と好きなことを追求して今の自分にたどり着いた。 彼女ならではの個性あふれる視点で日々の出来事や、愛情あふれる子育て、自身にとっての理想の家族のあり方などを、歯に衣着せぬ物言いとユーモアに満ちた表現で綴る。
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