『バガヴァッド・ギーター』を読む 神に人の苦悩は理解できるのか
赤松 明彦
文庫最強の将軍・義満は、なぜ「日本国王」となったのか? 日本中世の激動を世界史的視野で捉え、外交と貿易に歴史の動因を見出す! 圧倒的な権勢を誇る足利義満は、「倭の五王」以来九百年ぶりに「日本国王」として中国と国交を結んだ。 中華皇帝への朝貢使節は勘合貿易により大陸の先進的な美術・工芸品を持ち帰り、 それら「唐物」は室町時代の人びとを熱狂させ、 巨大な権益となって政治経済を動かし、日本文化の決定的変容をもたらした。 貿易と外交儀礼の実態を丹念に描き、その歴史的意味を深く問う、鮮烈な中世史探究。 [本書より] 本書では、この「勘合貿易」の本質や実態にまず迫ることにしたい。すなわち、室町日本の外交・貿易活動の詳細を辿るのが課題である。室町期日本の世界史的位置を究明する試み、と言い換えてもよいだろう。そしてそのなかで、右に示した諸々の〈謎解き〉──天皇や神国思想との関係など──にも挑むことにしたい。
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