初髪下ろし

初髪下ろし

日本文学
発売日
2026年10月1日(木)
出版社
KADOKAWA
ISBN
9784041178065

どんな本?

ーー樟脳の匂い。それは僕にとって、大事な死者の忘れ形見だった。 その村では人が死ぬと、霊は徐々に若返り、やがて赤子に返る。死者が女なら「初髪下ろし」の儀式を行い、成仏を促すという。 将来に悩む美大生・洞口航は、漆掻きのアルバイトの面接を受けた。謎めいた女性に採用されて山村に向かったものの、到着するなり思いもかけぬ事態に遭遇する。集落の長から「初髪下ろし」の役目を押しつけられたその夜から、不穏な影が身辺に忍び寄る。 「お前、このままだと死ぬぞ」 怯える航を見かねた漆掻きの親方が明かしたのは、村が隠してきた想像を絶する闇だった。 第一章 匂いのある女 第二章 重なり合う女 第三章 忍び寄る女 第四章 すすり泣く女 終章 重なりゆく女

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