カナエトメイ 怪奇専門探偵事務所3
嗣人
日本文学近衛湖のほとりに建つ迎賓館のような洋館。帯刀老の遺産の一つだ。そこを調査することになった大野木と桜。堅牢なカギをあけると館の中は時間が止まっており、2階から人間の一部で作った青い蝶が飛んできていた。階段を上がるとそこには学生服を着た木山がいたーー(「夢 蝶」)。 妻がなくなり、学生の木山という人物から手紙が届く。預かっているものを返したいそうだ。それは行李に入った勾玉だった。ご神体だそうだが、気味が悪い。ところが川でミイラ化した死体があがり、行李の球が血を吸ったように肥大していたーー。(「文夜」)。 心霊物件・美嚢団地の最後の住人・義兼慎三。すでに100人以上が不審死している。県庁では「美嚢団地には怪異の根がある」と言われていた。しかし一番最初の事件は、鷹元楸の母、千賀子の団地での急死だったーー(「死坑」)。 帯刀と学生の木山が柳川の船に乗っている。近衛湖の帯刀の別邸へ向かっているのだ。そこに依頼主の当主の母・駿河屋の大奥様の駿河ハツエがやってきた。当主の篤行が亡くなり、奥座敷に住まうオシロサマをお鎮めいただきたいというお願いだ。
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